個人的に沖縄への移住を応援しても、沖縄県としてはどのような立場なのでしょうか。
公式情報をもとに、沖縄県が県外からの移住に対してどのような姿勢なのかを調べてみた結果、
沖縄県としても、人口減少の歯止めに沖縄移住を推進している!
ということが分かりました。
この記事を読むと次のようなことが分かります。
この記事の拠り所は少し古い情報ですが、平成27年すなわち今から9年前の2015年に改定された沖縄の人口増加計画です。
沖縄県人口増加計画(改定版) (沖縄県まち・ひと・しごと創生総合戦略) ~沖縄21世紀ビジョンゆがふしまづくり~
この記事を書いている2020年でちょうど5年目を迎えるため、もしかすると定期的なスパンでそろそろ見直しが入るのかもしれませんが、今回はこの資料をベースに沖縄県として移住に対するスタンスを確認しました。
沖縄の人口は2025年にピークの後は減少する見込み
「沖縄県人口増加計画」によると、沖縄県は他の都道府県と異なり人口増加率は高めですが全国の遅れをとり、2025年には減少傾向に転じるという予測になっています。
移住者に関係する「社会人口」の伸び悩みも人口減少の要因のひとつになっている様です。
移住者の定着率の低さも人口減少の悩みのひとつ
資料を読み進めていくと 第2章の「人口の現状および要因」の中で、移住者に関するコメントが記されていました。
◎沖縄県の社会移動は全国の景気に大きく左右される。また、多くの移住者が沖縄に来ているが、その多くが3年以内に転出しており、定着率は高くない。
沖縄県人口増加計画 p.8「2.人口減少につながる要因」より
最初に沖縄に対して抱いていたイメージと、実際に住んだギャップが大きいのが最大の原因とのことです。
平均収入や全国学力テストの成績が全国最下位という現実や、見知らぬ土地での慣わしや人付き合いに限界を感じ、やむなく移住をあきらめた方が多い様です。
沖縄県は国内外から多くの移住者を受け入れる姿勢
次の章では、今後予測される団塊世代と少子化による人口減に対し沖縄県は社会人口増、すなわち移住者による人口増を積極的に受け入れることを明確に表明していました。
国内外からさらに多くの移住者等を受け入れ、世界に開かれた活力ある社会を目指す。
沖縄県人口増加計画 p.18「 2 沖縄が目指すべき社会 」より
人口増加に向けて、ウチナーンチュとの相互理解が必要
さらに4章では、社会像を拡大するための取り組みとして挙げられた項目は次のとおり。
移住者を増加させるためには、県外居住者に向けた情報発信、情報提供が必要と なる。また、住居や就業の確保が大きな問題となっているため、住居確保や就業 を支援することが重要である。さらに、移住者の定着に向けては、移住者と地域住民との相互理解を促進するための仕組みづくりも求められる。
県人口増加計画 p.33「 2 社会増を拡大するための取組 」より
住む場所や仕事の確保がまず第一に解決すべき課題ですが、それ以上に僕たちウチナーンチュと移住者の間のコミュニケーションを円滑にすることも欠かせません。
沖縄県の移住公式サイト「おきなわ島ぐらし」
最後に、移住に関する沖縄県の公式サイトを紹介します。
住宅や就職のあっせん業者へのサイトのリンクや、各地域で開催される移住支援イベントの情報が掲載されているのでぜひご覧ください!
まとめ
個人的に沖縄移住に関する情報を発信したとしても沖縄に貢献しているのか少し気になっていましたが、杞憂でした!
よかった!ジンべえもウチナーンチュの一人として移住の協力をしていくよ!